マイホーム購入ガイド

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【あなたは持ち家or賃貸?】どちらが得か維持費の試算などで解説!

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「持ち家か賃貸、自分にとってはどっちが得なの?」

あなたにとってどちらが得かは、生活スタイルや考え方によって変わります。そのためには維持費のシミュレーションや持ち家と賃貸それぞれの長所、短所を比較することが必要。

今回は、維持費や住み替えなど3つの観点から比較し、あなたにとってどちらが得なのかの解説です。

【持ち家or賃貸】本当に得するのはどっち?家族・維持費などで徹底比較
あなたにとって、持ち家と賃貸どちらが得なのかはあなたの生活スタイルや考え方で変わります。今回は、以下3つの観点から両者を比較していきます。

 

①家族が得するのは持ち家

②税金で得するのは賃貸・維持費で最終的に得するのは持ち家

③住み替えで得するのは賃貸

 

・家族が得するのは持ち家

 

もしもあなたに大切な家族がいる場合、得するのは持ち家です。

 

持ち家を購入する人の多くは住宅ローンの借入をしますが、住宅ローンで融資を受けるには団信(住宅ローンを保障する保険)への加入が必須。

 

団信の保障内容は一般的に、住宅ローンの契約者が死亡した時に残高が0円になるというものです。一般的な団信の場合、保険料はかかりません。

 

保険料をかければ、死亡だけでなくがんや三大疾病など、さらに手厚い保障を持つことが可能です。ちなみに保険料の支払いは、住宅ローンの金利に上乗せして支払うことが一般的。

 

特に日本人のがんは以下のデータのように、2人に1人と言われています。団信でがん保険の特約をつけておけばさらに安心です。

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出典:国立がん研究センター

 

賃貸の場合、民間の保険に加入していればいいですが、若くて健康な人ほど保険の重要性は感じにくいですし、大黒柱の収入がなくなったとしても賃料の支払いは続きます。

 

持ち家の場合は、団信のおかげで住宅ローンを残さずに、住宅という資産を家族に残すことが可能です。

 

・税金で得するのは賃貸、維持費で最終的に得するのは持ち家

 

持ち家の場合、固定資産税や都市計画税がかかります。そのため、税金の支払額では、賃貸が得です。

 

しかし、持ち家の場合は固定資産税がかかりますが、国の制度を活用して節税できます。その一つが住宅ローン減税で、年末の住宅ローン残高に応じて、最大10年間一定額を所得から控除することが可能。

 

単純に税金がかかるかどうかを比較すると賃貸が得ですが、その様な国の制度をうまく利用すれば、持ち家でも税金の負担を軽減できます。

 

また、賃貸と持ち家では維持費にも違いがあります。以下の試算は、以下条件で36年間の居住費を比較したものです。

 

・1ヶ月の賃料10万の賃貸マンションに36年住み続けた場合

・マンションを購入し、毎月10万の住宅ローン返済を(返済期間35年)した場合

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※駐車場、管理費、修繕積立金、固定資産税は1ヶ月1万にて計算

※更新料は2年に一度、家賃の1ヶ月分

※火災保険料は2年更新で一回2万で計算

 

上記の試算結果から、36年間の合計金額は賃貸が108万お得。

 

しかし、ここで注意が必要なのは、持ち家の場合、住宅ローン借入額を返済した分、利息以外が資産になることです。

 

持ち家の場合、住宅ローンを完済すれば自分の所有物になるため、完済後の36年目からは住宅ローン返済負担がなくなります。

 

一方で賃貸は上記の金額がずっとかかるため、持ち家に比べて老後の負担が大きいです。さらに、今回の試算では賃貸は引っ越しをしないこと前提で試算しました。

 

引越し費用と入居費用を含めると、持ち家と同じ月額の場合は賃貸の方が費用がかかります。

そのため、維持費の点では老後の生活に不安がある人にとって、持ち家がお得です。

   

【持ち家or賃貸】住み替えで得するのは賃貸!最終的にはライフプランで判断
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