持ち家にかかる固定資産税はどれくらいなのかその平均値を解説!
自分で一軒家を購入した場合、固定資産税という税金が発生します。持ち家を持っていない人にとって、自分が住宅を所有した場合、固定資産税はどれくらい払えばいいのか、わからない人も多いことでしょう。 この記事では、固定資産税の平均値などについて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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固定資産税、世間の平均値はいくつ?
固定資産税とは、土地や住居、工場や店舗などを所有している場合、それらにかかる税金です。税金の金額は、以下の計算式によって算出できます。
「固定資産評価額(課税標準額)×税率(1.4%)=固定資産税の金額」
計算式に出てくる固定資産評価額とは、土地や建物の価値を金額で示したもので、地価や建物の劣化具合によって変動する仕組みです。
固定資産評価額は、3年に1度、都や自治体などの調査によって決定されて、一括払いか4回の分納によって納税する流れになります。
では、固定資産税の平均値はどれくらいになるのでしょうか。それを知るには次の資料が参考になります。
出典:住宅金融支援機構
住宅金融支援機構が平成30年に発表したこのデータによると、持ち家を購入した際にかかった金額は、注文住宅の購入額の平均は3,731万円です。
そして、分譲戸建住宅は3,933万円、中古戸建住宅は2,814万円という結果になっています。
これらの数字を先述した固定資産税・計算式にあてはめると、大体の平均額を算出できます。 注文住宅の固定資産税は3,731万円 ×税率1.4%=52万2340円、 分譲住宅は55万620円、中古戸建住宅は39万3960円です。
数字だけを計算式にあてはめて算出すると、数十万という高額になりますが、固定資産税には、特例によって税額が削減する仕組みがあります。
住宅用地の場合、200平方m以下の部分(小規模住宅用地)は課税標準額が1/6、200平方m以上の部分(一般住宅用地)は課税標準額が1/3です。
新築住宅の場合は、課税対象の床面積が120平方mだと、3〜5年間は固定資産税が半分になります。ただし2020年3月31日までに新築されたという条件をクリアしていないといけません。
では、土地の評価額が1,500万円、建物が1,000万円の新築分譲住宅の場合、特例(土地面積が200平方m以下)の計算式にあてはめて計算してみましょう。
・土地の評価額1,500万円×1/6×税率1.4%
=35,000円
・建物の評価額1,000万円×1/2(新築のため半分)×税率1.4%
=70,000円
・35,000円+70,000円=10万5,000円
以上、10万5,000円が固定資産税になります。
普通の計算式で算出すると35万円になる固定資産税は、特例をあてはめることによって24万5,000円も軽減されるのです。
固定資産は時代ごとの地価などによって変動するので、固定資産税の具体的な平均値は、簡単に出せるものではありません。
しかし、特例などの計算式をあてはめて算出した結果、固定資産税の平均額は10万円以上20万円未満と考えていいでしょう。
固定資産税の納税をスムーズにすすめるワザとは?
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