家の購入でお得な借入方法は?条件別にシミュレーションしてみた
「家を購入予定だけど、住宅ローンはよくわからない。とりあえず提案されたもので契約しよう。」
住宅ローンは金利や返済負担率など、聞きなれない言葉を使うためわかりにくいですよね。でも、条件が違うと利息に1,200万の差が出ることもあるんですよ。
今回は、3つの条件別にシミュレーションをしていきます。
【持ち家の購入シミュレーション】金利と借入期間でいくら変わる?
ここでは金利・借入期間に焦点をあててauじぶん銀行でシミュレーションし、お得な借入方法を解説します。
金利に焦点をあてたシミュレーションでは、利息が低くお得な金利は変動金利でした。
シミュレーション結果を解説する前に、金利タイプについて少し解説します。金利のタイプは、変動金利・当初固定金利・長期固定金利の3種類です。それぞれの特徴は以下の通りです。
もっとも金利の水準が低いのは、変動金利になります。住宅金融支援機構の調査によると、住宅ローン利用者の6割は変動金利を選択しています。
出典:住宅ローン利用者調査
それでは、変動金利と固定金利ではどれくらいの差があるのかシミュレーションしていきます。
上記の通り、最も利息が安いのは変動金利です。
どの金利も総返済額では数万しか変わらないのに、変動金利と長期固定金利の借入可能額は920万差があります。これは、変動金利では920万分お得に持ち家購入できるということです。
その差の原因は利息。固定金利は水準の金利が高いので、変動金利よりも利息が高くなります。長期固定金利の場合、利息だけで1,200万です。
ただし、変動金利は金利が上がれば返済額も上がるので、要注意。
それでは次に、返済期間に焦点をあててシミュレーションしていきます。以下のデータは、国土交通省が公表している、住宅ローンを利用した持ち家購入者の返済期間をあらわしています。
出典:住宅市場動向調査
全体の返済期間平均は30年です。
ここでは、毎月の返済額7万を15年〜35年返済したらいくらになるのかシミュレーションしました。
借入期間に焦点をあてたシミュレーションの結論は、利息をおさえるには返済期間を短くし、借入可能額を多くしたい場合は返済期間を長くすることです。
上記の通り、借入期間が15年と35年では利息の差額が163万になります。利息をできるだけおさえたい人は、返済期間を短くし、持ち家購入価格で足りない分は自己資金で賄いましょう。
できるだけ手元に貯金を残したい人は、返済期間を長くすることで借入可能額を増やすことが可能です。
【持ち家の購入シミュレーション】年収と返済負担率からの予算計算方法
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